第49回 つながり

070309

 なぜかここ最近いろいろな人との関わりによって生まれる出来事が非常に多いです。

 一回り下で彼氏との関係に悩んでいた友人は4000gを越える男の子を無事出産、また前職の後輩は10年越しの愛を実らせ結婚、今週もまた大学卒業と同時に結婚式をあげる友人と、おめでたい知らせが続いたかと思えば、先週のカマタさんの突然の死。

 悲喜こもごも。

 そんな出会いや別れの中で、つくづく感じるのは「人間は誰かとの繋がりの中で生きている」ということです。

 当たり前のことといえばそれまでだけど、そんなことをリアルな実感として強く感じているのです。
 リアルな関係の中ではもちろんのこと、バーチャルでもSNSといわれるコミュニティ「ミクシイ」などに加入している人が600万人を超えて増え続けているというニュースもしかり。

 自分も含めて人は誰かと繋がりたがる生き物なのだ、と感じるのです。

 仕事しかり、プライベートしかり。

 でも私はその繋がりをもっともっと質の高い、暖かいものにしていきたいと以前よりもさらに強く願うようになっています。

 ウェブというツールのもつ可能性を探るのが私の仕事ではありますが、それは最終的にはやはりリアルな人間の繋がりをサポートするものであってほしい、そうあるべきだ、と思うんですよ。

 それが今の企業コミュニケーションにおいても、嘘偽りのないリアルなものを顧客が求めており、それが強い影響力を持ってきているというわけです。

 その成功の為には、まず自分のスタンスをあくまでも人間臭い、リアルなものを実現するところに置けるかということにかかってくると勝手に気合をいれているのです。

 私がもしこの世から突然いなくなったら、カマタさんのようにどれだけたくさんの人が涙を流してくれるのだろうか。なんてことを考えたのです。彼女があれだけ多くの人に偲ばれたのは彼女がそういうことを丁寧に、本当に大事に考えていた人だということがウェブであれリアルであれ相手に伝わっていたからだと思うんです。

 どれだけ自分が精一杯生きて人と繋がったか、という証を自分ではなく相手に残せるかということだと思うんですね。

 再びカマタさんの話を書くのは心が痛みますが、周りで起こる人との繋がりを考えさせる出来事に、もう一度皆さんにその思いを分かってほしくて書きました。

 精一杯やりますよ。止まってたまるか。暑っ苦しいかもしれんけど、皆さん宜しくお願いしますね。

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